松商学園高等学校は明治31年(1898年)の開校から、120年以上の歴史を重ねてきた全国有数の伝統校です。
スクールライフ
新潟県糸魚川市で研修を行いました【特別進学コース】
2019.10.16
特別進学コースは、MAP(Matsusho Advanced course Program)として、昨年度より学校外でも様々な活動を行っています。その一環で「MAP on フォッサマグナ」と題して、10月5日(土)に新潟県糸魚川市で研修を行いました。
本校では1年次に「地学基礎」を必修としており、地球の環境変化とともにどのように生物が進化してきたか、また、4つのプレート上になぜ日本は存在するのか、などを学習してきました。今回の研修は、授業で学習したものに直に接することで、興味や理解を深めてもらうことが目的です。
まずはフォッサマグナパークで北アメリカプレート(新生代の堆積物)とユーラシアプレート(古生代の堆積物)の間の断層を観察しました。これはフォッサマグナの西側の断層で、糸魚川‐静岡構造線としても知られるものです。生徒たちは、堆積年代が数億年も離れているものが接していることに驚き、また、堆積した当時の地球に思いをはせていました。
次に、せっかく糸魚川に来たということで、ヒスイ海岸にてヒスイハンティング!ヒスイだと思われる石を各自が拾い、続いて訪問するフォッサマグナミュージアムにて、学芸員さんに鑑定をしていただきました。
#生徒が海岸で拾った石の一つが、ヒスイだと鑑定していただきました!
フォッサマグナミュージアムでは、石の鑑定の他、教科書の写真で学習したストロマトライト(光合成細菌シアノバクテリアがつくる特殊な層構造)や、様々な示準化石(各時代を代表する生物の化石)を見ることができ、感動していたようです。
今回の研修は、特別進学コース1,2年生の希望者44名で行いましたが、事前・事後学習もしっかりと行え、有意義なものとなりました。学年を越えての交流もでき、楽しい研修となりました。