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2026.08.03
SSH探究教育 「プラナリア耳葉付近の渦」をマイクロスコープで撮影
科学研究会では、SSH活動の一環として、プラナリアの体表における水流に関する観察を行いました。
本研究では、プラナリアの頭部、特に耳葉付近に生じる水流の様子をデジタルマイクロスコープで撮影しました。プラナリアは和名で「ウズムシ」と呼ばれ、体表に存在する繊毛の運動によって周囲に渦を生じさせることが、その名称の由来とされています。そこで今回は、この「渦」が実際にどこで、どのような条件で生じるのかを明らかにすることを目的として、体表面の拡大観察を試みました。
撮影はデジタルマイクロスコープの高倍率で行いましたが、繊毛そのものを明瞭に捉えることはできませんでした。なお、観察対象は運動中ではなく、停止している個体としました。
観察の結果、プラナリア頭部の耳葉付近において、特徴的な水流の存在が確認されました。この水流は、溶液中の微小粒子(チリ?)の動きから読み取ることができ、耳葉に集まる様に流れ込み、体表に近くなるほど速くなります。体内に吸収されるのではなく、頭部の表面で跳ね返ります。これが渦のように見えます。
また、シャーレの壁際で停止している個体では、内側の耳葉を突出させる様子が観察されました。突出した耳葉の先端部が照明で輝きながらわずかに揺らめく様子も確認され、これは繊毛運動によるものである可能性が示唆されます。
耳葉は、水中の化学物質を感知できる器官で、耳葉を切除すると、切除しないものに比べてエサへの到達時間が遅くなるという研究報告もあります。この耳葉付近の水流は、プラナリアが積極的に水中の物質情報を感知しようとしている可能性を示唆しているかもしれません。
今後も継続的な観察と検証を通して、プラナリアの行動や感覚機構の解明に取り組んでいきます。